黒田さんと山海くん
水国くんの素顔

始業式から3週間たちクラスにも慣れたころ、日直がまわって来た。


日直は朝の掃除があるから、いつもより早く学校に行った。


教室に着くと、水国くんが先に来ていて掃除をしていてびっくりした。


「水国くんおはよう!私、黒板の方掃除するね」


「黒田さんおはようございます。」


私は机にかばんを置いて黒板の掃除を始めた。

__________
_______
____

10分もたたないうちに掃除が終わった。


これ、30分前に来なくてよかったな~。何してよう?


私がそう思っていると、図書委員会担当の先生が教室を覗いてきた。


「お前らいいところにいた!今日の当番が両方とも休みでな。代わりにやってくれ!」


「「え!」」


二人でハモッタ。そりゃそうだわ。


「お前らの当番の時に代わりにやらせるから、やってくれ!」


「わかりました。」


水国くんがそういうと、先生は去って行った。


「黒田さん。図書室いきましょう。」


「うん。」


そう言って、すでにドアのところにいる水国くんのところへ行った。

< 7 / 76 >

この作品をシェア

pagetop