もしも明日もあったなら。

早く納得してくれたから話が早かった。

「私、どうしたらいいのかなぁ…」

あ、まだ涙声が治らない。

「そんな落ち込むなって。あいつの言う事なんて聞く道理ないよ」

「そうだけど、もしゆかりたちに迷惑かかったら嫌だし」

でも、私だって邪魔されたくないよ…。

「じゃあどっちも成功させればいいんだよ」

…え?

「どういうこと?」

「だから、隼人は高梨に告白するんでしょ?だったら話は簡単だよ」

と言った。

「とりあえず僕らは隼人達を手伝えばいいんだよ。そしたら次は花咲、の番だよ」

「駿…」

ホントにいい子だなぁ。こんな友達を…いや、親友をもって私良かった。

これは頑張らなきゃ。

そして、ゆかりと隼人が上手くいくのを私は応援する。
だから、隼人が伝えるまであと、二日。
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