助けてくれたひとは………

学校

…また、なくなってる

下駄箱の中にあるはずの
上履きがほぼ毎日なくなるか、汚されるのが当たり前になっている

どうせ
上履きを探しても明日にはなくなるのだから探さないでいるけど、大概ゴミ箱に捨てられているから見つかる


靴下のまま教室に入ると
いつも騒がしいクラスメイト達が
ヒソヒソと私をみながら話してる
笑っている、冷ややかな目線で私をみる



……いつからだろうクラスメイト達が私をいじめるようになったのは…

気づくといつもいじめの
標的は私。

別に私は、何もやっていないと思う……

私は、普通に生活しているつもりだったのにやっぱり集団のなかで浮いてしまう
中学の時に
そう理解した後は集団には属さず
中学時代は、別にいじめなんてなかった
けど……ずっと一人でいた


高校に進学しても友達も作らず一人でいると私への嘘の噂話が流れた


斉藤実李は、援助交際をしてお金を貰っている

学校の男たちに色目をつかっている


誰とでも関係をもつ……など
たくさんの嘘があがり始めた

次第に、中学時代よりも孤立し更にいじめまでが始まった
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