龍×蝶
*もう一つの…*
『失礼しまーす。』
灰廉「来たな翡翠。行くぞ。」
『はーい。』
翡翠は灰廉と廊下を歩き始めた。
灰廉「入るぞ。」
蓮斗「せめて言いながら入るのは止めませんか。」
灰廉「問題ないだろ、俺とおまえの仲だ。」
蓮斗「そうですね。」
『で、なんの用?』
蓮斗「ああ…今日は助かった。ありがとな。」
『それだけ?』
蓮斗「ああ。あの女にはちと手こずってたからな。」
『あんなの理事長権限でさっさと解雇にすればよかったのに』
蓮斗「俺もそうしたかったんだけどな。教育委員会の上層部にまで手が回っててな、色々面倒だったんだよ。」
『どこも最低な奴らは相変わらず多いね。』
蓮斗「そうだな。だから菫青さんに翡翠のこと頼まれたときに今回のことを頼んだんだよ。内緒でな。」
『…そっか。』
蓮斗「しかし菫青さんの言う通り、あまり時間をかけずに終わってよかったよ。」
『えっ…?』
蓮斗「菫青さんが言ってたんだよ。きっと翡翠のことだから流れに身を任せながら、でも確実に、迅速に、そしていつの間にか終わらせるだろうってな。」
『そっか…敵わないな、菫青さんには…』
蓮斗「そんなことはないさ。」
『そうかな?』
蓮斗「ああ。俺はただ厄介な奴がいるから翡翠が転入してきたら手を貸して欲しいとお願いしただけ。菫青さんもどんな方法で終わらせるかは分からないからいつでも動けるように準備しておけって言われただけだしな。」
『……』
蓮斗「それに菫青さんには翡翠が自分で連絡したんだろ?驚いてたぜ。翡翠が自分達を頼って来てくれたって。」
『だってそれは、会社にもかかわることだったから…』
蓮斗「だとしてもだ。菫青さんは翡翠が頼ってくれたこと、嬉しそうに話してたぜ。」
『そっか。迷惑じゃなかったならよかった。』
灰廉「迷惑なわけないだろ。」
『灰廉おにーちゃん…?』
灰廉「翡翠の気持ちは分かってるつもりだ。それでも頼って欲しい。菫青さん達が難しいならせめて俺にだけにも。今回のことだって、俺は蓮斗に聞くまで知らなかった。俺と翡翠は血のつながった兄妹だ。それに菫青さん達だってきっと寂しいと思うぞ。」
蓮斗「灰廉さんの言う通りだな。翡翠たちは家族だ。もう少しだけ頼ってやれ。翡翠はまだ子供なんだから。」
『……』
蓮斗「さて、俺からの話は終わりだ。あとは頼んだぜ、灰廉さん。」
灰廉「おう。じゃ、俺らはいくな。」
『行くってどこに…』
灰廉・蓮斗「秘密だ。」
灰廉は翡翠になにも告げずに駐車場に行き、車を発進させた。
灰廉「後ろにあるのに着替えてくれ。」
『はぁー…わかった。どうせ蓮斗の指示なんでしょ。しょうがないから着替えてあげる。』
ガサッ…
『なるほどね。わかってるじゃん。』
翡翠は袋に入っていた服に着替え、いつもとは違う姿へと変わった。
『じゃ、着いたら起こして。』
灰廉「ああ。」
それから1時間程走り、灰廉は翡翠を起こした。
灰廉「着いたぞ。」
『ありがと。じゃ。』
灰廉「翡翠。」
『なに。』
灰廉「言うつもりなのか?」
『うん。彼らなら大丈夫。安心して、全部じゃない。容姿と学力についてだけ。あとのことは言うつもりも必要もない。』
灰廉「…そうか」
『うん。』
灰廉「わかった。楽しんで来い。」
『いってきます。』
翡翠は車を降り、灰廉の車を見送り、目の前にある建物に向かった。
『ありがとう、灰廉おにーちゃん。でもごめん。わたしはまだ…』
ガラっ
『みんな、ただいま!!』
「お帰り翡翠っ。」
『3人は上?』
「はい。3人とも七代目の連絡を受けて、上で待っていますよ。」
『わかった。ありがと。』
翡翠は仲間の一人の話を聞き、階段をのぼり、扉をあけた。
ガチャ
『ただいま!』
?「おかえりー!」
?「おかえり」
『ただいま。藍晶、藍銅。』
?「おかえりなさい、翡翠。それから藍晶、翡翠から離れなさい。翡翠を絞め殺すきですか。」
『いいよ琥珀。これくらいなら大丈夫。最近来れなかったから藍晶は寂しいんだよね。』
藍晶「うん。翡翠ずっと別のとこにいて、連絡もできなかったもん。」
『ごめんね。』
藍銅「だとしても、少し力を緩めたらどうだ?それだと翡翠が座れないぞ。」
藍晶「はっ。そうだね。」
琥珀「もういいですか?電話の件について話しがしたいにですが。」
藍晶・藍銅「電話の件?」
『琥珀には先に伝えてたんだけど、私、黒龍の姫になった。』
藍晶・藍銅「姫っ!?」
『うん、姫。』
藍晶「えっ!なんで姫!?てか、黒龍ってどこっ?」
琥珀「黒龍は一応全国1位であり、現在翡翠の通う高校の地域を縄張りとする族ですよ。」
藍銅「なんで高校に?それに他のとこと関わるなんて珍しい。」
『高校は菫青さんたちのお願いというか命令で変装して。関わったのも偶々なんだよね。で、しつこく絡んできて、他の族にも見られちゃって、しょうがないからって感じかなーー。』
藍晶「じゃあじゃあっ、誰かと付き合ったからってわけじゃないんだねっ!!」
『もちろん。』
藍銅「いつもみたいに流れに任せたんだ。」
『まあね。』
琥珀「まあね、じゃねえっ!!翡翠はいつもいつも流れに任せていると変なことに巻き込まれてんだからっ。どうせ絡まれた原因だって、転校初日に遅刻しかけて、閉門しているところ飛び越えたところを黒龍のやつらに見られて、面倒だから着いてったら倉庫でそれを黒龍の敵対してるところに見られたっ!!どっか違うとこあるかっ!?」
『いや、ないよ。さすが琥珀。見てきたみたい。』
琥珀「さすがじゃねえっ。翡翠はいつもいつも…」
藍銅「琥珀落ち着いて。口調乱れてる。」
琥珀「( ゚д゚)ハッ!私としたことが…」
藍銅「でもなんで連絡なかったんだ?姫になったとしても一人の時間くらいあるだろ。」
『いや、それが寮暮らしになってね。』
藍銅「誰かと相部屋なのか?」
『うん。面倒なことに天河、ああ黒龍の総長とね。』
藍晶「えっ…相手男なんでしょ?大丈夫?」
『問題ないよ。というか、男子校だし、全寮制だから、女生徒いないんだよね。私としてはそっちのほうが楽でいいけど。』
藍晶「でも、女の子が翡翠一人だけなんて…私もっ。」
『それはダメ。というか藍晶じゃ転入試験で落ちちゃうよ。入学試験は簡単らしいけど、転入試験はある程度の難易度あるみたいだから。』
藍晶「でもーー。」
藍銅「藍晶は翡翠と同じ学校にいきたいだけだろ。それに俺たちが行くにはリスクが高い。まだ隠してるんでしょ?」
『まあね。明日の朝、皆に容姿と学力のことは話すことになってるけどそれ以外はまだ、ね…』
琥珀「そういえば、こちらに連絡してきたのが七代目でしたが、会えたのですか?」
『うん。まさかの高校教師してたよ。家出て、私が継ぐまでは一人で暮らして経験積むって言ってからは、正月以外は帰って来ないで、どこで働いてるのか言わないから、私もわざわざ調べなかったんだけどね。まさかの再会。』
藍銅「七代目らしい。」
藍晶「たしかにっ。でも、七代目がいるなら翡翠だけでも一人部屋にするんじゃないの?」
『蓮斗が理事長で、面白がっちゃったみたいでね…しかも、藍斗が担任で、灰廉おにーちゃんが副担なんだよね。』
琥珀「八代目と九代目ですか。確かにあの二人が組むと厄介ですから。」
『まあ、あとは単純に部屋が空いてなかったみたい。』
藍銅「そっか…」
琥珀「なら、仕方ありませんね。翡翠ならばなにかあったときも大丈夫ですから。」
『そういうこと。でも以外だった。』
琥珀「なにがですか?」
『琥珀が今回のことであんなにも怒るなんて…』
琥珀「当たり前です。急に来なくなり、連絡がなくなったのでいつもの件だと思っていれば、同盟もなにもしていないチームの姫になるなんて連絡してきて、それ以降また連絡が取れなくなったんですから。いくらあなたが強いとはいえ、心配くらいします。」
『うん、そうだね。ごめん。』
琥珀「分かったのならいいんです。それで、明日話すのですね。」
『うん。ある程度信用できるところだから。』
琥珀「分かりました。翡翠がそういうのなら何も言いません。」
『ありがとう。』
琥珀「なにも言いませんが、今後はLINEでいいので週に一度は連絡しれください。」
『絶対?』
琥珀「絶対です。一度でも忘れたら全員で乗り込みますからね。もし出来なくなりそうな状況になったら、それまでに連絡をください。」
『わかったよ。』
琥珀「分かったのならいいです。では、私たちは繁華街の見回りに行きますが、翡翠はどうしますか?」
『もちろん行くよ。今日は、それが終わったら灰廉おにーちゃんに迎えに来てもらって寮に帰るよ。』
琥珀「分かりました。では、久しぶりに4人で行きましょう。」
翡翠は琥珀・藍晶・藍銅と共に街へ行き、その後寮に帰り、いつも通りすごしたのだった。
灰廉「来たな翡翠。行くぞ。」
『はーい。』
翡翠は灰廉と廊下を歩き始めた。
灰廉「入るぞ。」
蓮斗「せめて言いながら入るのは止めませんか。」
灰廉「問題ないだろ、俺とおまえの仲だ。」
蓮斗「そうですね。」
『で、なんの用?』
蓮斗「ああ…今日は助かった。ありがとな。」
『それだけ?』
蓮斗「ああ。あの女にはちと手こずってたからな。」
『あんなの理事長権限でさっさと解雇にすればよかったのに』
蓮斗「俺もそうしたかったんだけどな。教育委員会の上層部にまで手が回っててな、色々面倒だったんだよ。」
『どこも最低な奴らは相変わらず多いね。』
蓮斗「そうだな。だから菫青さんに翡翠のこと頼まれたときに今回のことを頼んだんだよ。内緒でな。」
『…そっか。』
蓮斗「しかし菫青さんの言う通り、あまり時間をかけずに終わってよかったよ。」
『えっ…?』
蓮斗「菫青さんが言ってたんだよ。きっと翡翠のことだから流れに身を任せながら、でも確実に、迅速に、そしていつの間にか終わらせるだろうってな。」
『そっか…敵わないな、菫青さんには…』
蓮斗「そんなことはないさ。」
『そうかな?』
蓮斗「ああ。俺はただ厄介な奴がいるから翡翠が転入してきたら手を貸して欲しいとお願いしただけ。菫青さんもどんな方法で終わらせるかは分からないからいつでも動けるように準備しておけって言われただけだしな。」
『……』
蓮斗「それに菫青さんには翡翠が自分で連絡したんだろ?驚いてたぜ。翡翠が自分達を頼って来てくれたって。」
『だってそれは、会社にもかかわることだったから…』
蓮斗「だとしてもだ。菫青さんは翡翠が頼ってくれたこと、嬉しそうに話してたぜ。」
『そっか。迷惑じゃなかったならよかった。』
灰廉「迷惑なわけないだろ。」
『灰廉おにーちゃん…?』
灰廉「翡翠の気持ちは分かってるつもりだ。それでも頼って欲しい。菫青さん達が難しいならせめて俺にだけにも。今回のことだって、俺は蓮斗に聞くまで知らなかった。俺と翡翠は血のつながった兄妹だ。それに菫青さん達だってきっと寂しいと思うぞ。」
蓮斗「灰廉さんの言う通りだな。翡翠たちは家族だ。もう少しだけ頼ってやれ。翡翠はまだ子供なんだから。」
『……』
蓮斗「さて、俺からの話は終わりだ。あとは頼んだぜ、灰廉さん。」
灰廉「おう。じゃ、俺らはいくな。」
『行くってどこに…』
灰廉・蓮斗「秘密だ。」
灰廉は翡翠になにも告げずに駐車場に行き、車を発進させた。
灰廉「後ろにあるのに着替えてくれ。」
『はぁー…わかった。どうせ蓮斗の指示なんでしょ。しょうがないから着替えてあげる。』
ガサッ…
『なるほどね。わかってるじゃん。』
翡翠は袋に入っていた服に着替え、いつもとは違う姿へと変わった。
『じゃ、着いたら起こして。』
灰廉「ああ。」
それから1時間程走り、灰廉は翡翠を起こした。
灰廉「着いたぞ。」
『ありがと。じゃ。』
灰廉「翡翠。」
『なに。』
灰廉「言うつもりなのか?」
『うん。彼らなら大丈夫。安心して、全部じゃない。容姿と学力についてだけ。あとのことは言うつもりも必要もない。』
灰廉「…そうか」
『うん。』
灰廉「わかった。楽しんで来い。」
『いってきます。』
翡翠は車を降り、灰廉の車を見送り、目の前にある建物に向かった。
『ありがとう、灰廉おにーちゃん。でもごめん。わたしはまだ…』
ガラっ
『みんな、ただいま!!』
「お帰り翡翠っ。」
『3人は上?』
「はい。3人とも七代目の連絡を受けて、上で待っていますよ。」
『わかった。ありがと。』
翡翠は仲間の一人の話を聞き、階段をのぼり、扉をあけた。
ガチャ
『ただいま!』
?「おかえりー!」
?「おかえり」
『ただいま。藍晶、藍銅。』
?「おかえりなさい、翡翠。それから藍晶、翡翠から離れなさい。翡翠を絞め殺すきですか。」
『いいよ琥珀。これくらいなら大丈夫。最近来れなかったから藍晶は寂しいんだよね。』
藍晶「うん。翡翠ずっと別のとこにいて、連絡もできなかったもん。」
『ごめんね。』
藍銅「だとしても、少し力を緩めたらどうだ?それだと翡翠が座れないぞ。」
藍晶「はっ。そうだね。」
琥珀「もういいですか?電話の件について話しがしたいにですが。」
藍晶・藍銅「電話の件?」
『琥珀には先に伝えてたんだけど、私、黒龍の姫になった。』
藍晶・藍銅「姫っ!?」
『うん、姫。』
藍晶「えっ!なんで姫!?てか、黒龍ってどこっ?」
琥珀「黒龍は一応全国1位であり、現在翡翠の通う高校の地域を縄張りとする族ですよ。」
藍銅「なんで高校に?それに他のとこと関わるなんて珍しい。」
『高校は菫青さんたちのお願いというか命令で変装して。関わったのも偶々なんだよね。で、しつこく絡んできて、他の族にも見られちゃって、しょうがないからって感じかなーー。』
藍晶「じゃあじゃあっ、誰かと付き合ったからってわけじゃないんだねっ!!」
『もちろん。』
藍銅「いつもみたいに流れに任せたんだ。」
『まあね。』
琥珀「まあね、じゃねえっ!!翡翠はいつもいつも流れに任せていると変なことに巻き込まれてんだからっ。どうせ絡まれた原因だって、転校初日に遅刻しかけて、閉門しているところ飛び越えたところを黒龍のやつらに見られて、面倒だから着いてったら倉庫でそれを黒龍の敵対してるところに見られたっ!!どっか違うとこあるかっ!?」
『いや、ないよ。さすが琥珀。見てきたみたい。』
琥珀「さすがじゃねえっ。翡翠はいつもいつも…」
藍銅「琥珀落ち着いて。口調乱れてる。」
琥珀「( ゚д゚)ハッ!私としたことが…」
藍銅「でもなんで連絡なかったんだ?姫になったとしても一人の時間くらいあるだろ。」
『いや、それが寮暮らしになってね。』
藍銅「誰かと相部屋なのか?」
『うん。面倒なことに天河、ああ黒龍の総長とね。』
藍晶「えっ…相手男なんでしょ?大丈夫?」
『問題ないよ。というか、男子校だし、全寮制だから、女生徒いないんだよね。私としてはそっちのほうが楽でいいけど。』
藍晶「でも、女の子が翡翠一人だけなんて…私もっ。」
『それはダメ。というか藍晶じゃ転入試験で落ちちゃうよ。入学試験は簡単らしいけど、転入試験はある程度の難易度あるみたいだから。』
藍晶「でもーー。」
藍銅「藍晶は翡翠と同じ学校にいきたいだけだろ。それに俺たちが行くにはリスクが高い。まだ隠してるんでしょ?」
『まあね。明日の朝、皆に容姿と学力のことは話すことになってるけどそれ以外はまだ、ね…』
琥珀「そういえば、こちらに連絡してきたのが七代目でしたが、会えたのですか?」
『うん。まさかの高校教師してたよ。家出て、私が継ぐまでは一人で暮らして経験積むって言ってからは、正月以外は帰って来ないで、どこで働いてるのか言わないから、私もわざわざ調べなかったんだけどね。まさかの再会。』
藍銅「七代目らしい。」
藍晶「たしかにっ。でも、七代目がいるなら翡翠だけでも一人部屋にするんじゃないの?」
『蓮斗が理事長で、面白がっちゃったみたいでね…しかも、藍斗が担任で、灰廉おにーちゃんが副担なんだよね。』
琥珀「八代目と九代目ですか。確かにあの二人が組むと厄介ですから。」
『まあ、あとは単純に部屋が空いてなかったみたい。』
藍銅「そっか…」
琥珀「なら、仕方ありませんね。翡翠ならばなにかあったときも大丈夫ですから。」
『そういうこと。でも以外だった。』
琥珀「なにがですか?」
『琥珀が今回のことであんなにも怒るなんて…』
琥珀「当たり前です。急に来なくなり、連絡がなくなったのでいつもの件だと思っていれば、同盟もなにもしていないチームの姫になるなんて連絡してきて、それ以降また連絡が取れなくなったんですから。いくらあなたが強いとはいえ、心配くらいします。」
『うん、そうだね。ごめん。』
琥珀「分かったのならいいんです。それで、明日話すのですね。」
『うん。ある程度信用できるところだから。』
琥珀「分かりました。翡翠がそういうのなら何も言いません。」
『ありがとう。』
琥珀「なにも言いませんが、今後はLINEでいいので週に一度は連絡しれください。」
『絶対?』
琥珀「絶対です。一度でも忘れたら全員で乗り込みますからね。もし出来なくなりそうな状況になったら、それまでに連絡をください。」
『わかったよ。』
琥珀「分かったのならいいです。では、私たちは繁華街の見回りに行きますが、翡翠はどうしますか?」
『もちろん行くよ。今日は、それが終わったら灰廉おにーちゃんに迎えに来てもらって寮に帰るよ。』
琥珀「分かりました。では、久しぶりに4人で行きましょう。」
翡翠は琥珀・藍晶・藍銅と共に街へ行き、その後寮に帰り、いつも通りすごしたのだった。