暗黒マスク伝説『ワンピースとダースベーダーと私』
 なんだかんだで、サイゼ○ヤに到着。


 ランチにはまだだいぶ早いため、客のいない店内。



 加奈たちが中に入ると、顔なじみの店員がこちらにやってきた。



「いらっしゃいませ・・・ひいっ!?」

 手に持っていたメニューをバサバサッと落とす店員。



(客の顔を見て――正確には覆面だが――、慌てふためくとは、まだまだだな・・・。)


(まぁ、泡を吹いて倒れなかっただけ立派だ。褒めてやろう。)



(注:読者の皆様、実際のみやこはこんなに偉そうじゃないですから!!)





 加奈は落ちたメニューを拾って店員に差し出す。


「こんにちは。

 小林さん」



 にっこりと微笑んで、加奈はあいさつをする。



 もちろん、表情は見えていない。
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