☆☆☆ 暴れキャンディ ☆☆☆

 とある日曜日の午後十二時。
 涼風茶碗子。
 十七歳。
 高校二年生。

 その春の昼風は少しばかり暴れ気味で彼にとっては少しばかりの迷惑でも茶碗子にとっては大きな迷惑な春の風だった。
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