鈴姫伝説 SideStory 番外編
あたしはお父さんにエスコートされて、千の待つところへと進む。
「うう、お姉━━ちゃーん」
また、泣いてるのね、ゆきな・・・・・・。
そんなゆきなの隣には、その大きな瞳に涙を光らせているキレイなお母さん。
反対の席には、
「すずかちゃん、キレイだね!」
クリーム色の髪を腰まで伸ばして、よりいっそうキレイになった莉緒が座っている。
あたしの家族と、友人。
その人しか、招待していない。
千に家族はいない。
不老不死だった千とは違い、千の両親は普通の人。
もう何年も前に亡くなってしまった。
そして、千は友人はいない・・・・・・ワケでもない。
人間はいないだけ。
実はあたしにも見えないんだけど、千とゆきなには見えているらしい。
そして、千は誰かを教えてくれない。
ゆきなも、
「フフッ、ひ・み・つ☆」
とニヤニヤ。
いくら聞いても教えてくれないし、もう諦めた。
見えないなら、いっか☆
挨拶だけでもしときたかったんだけどね。
というワケで、人数は少ない。
莉緒は大丈夫だけど、女友達連れてきたら、千をみて惚れちゃうはずだもん。