私を惚れさせて。私の虜になって。
集められた私たちには何の情報も入ってこない。

先生たちもほとんど体育館にはいなくて、どうにもできない。

しばらくはついていた電気も消えちゃって…。

真っ暗で寒いところで、どうしようもなくうずくまるしかない。

「さむっ…」

まーくんがそう口走る。

「カイロ…切れてきたし」

私がまーくんにあげたカイロ。

「俺まだあるぜ」

松木がそれを振りながら学ランのポケットから取り出す。

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