私を惚れさせて。私の虜になって。
「じゃあ、2人とも宿題やってくんだよ」

「うん」

「面倒くせぇ」

「松木お前やんなかったら来週居残りだかんな」

「俊くん怖ぁい」

「るせ」

2人が楽しそうに喋ってるなか、わたしは

「じゃあ俊くん怖いから宿題やってから帰ろ」

私は自習室に移動準備。

「すがちゃんやってくの!?じゃあ俺も〜」

松木はでかい図体で私のうしろを付いてきて、

私のとなりに座った。

「...ちか」

まだまだ席は空いてるのに。

「いいだろ!あぁ〜座っちゃった」

にひひ、と松木は下品に笑った。

「なぁ聞いてくれよ!」

「...ん」

「え、テンション低っ!あのな、学校で、担任が...」

松木は中学は別。

と言っても、隣の中学だけど。

学年は一緒 。

だからって、なんでなかよくしてんのかなー。

自分でも、分かんないや。

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