私を惚れさせて。私の虜になって。
「ちわー」

まだ、松木もまーくんもいない。

「あの」

鞄も置かずに。

「芝原に、します」

「あら、そう」

塾長は、優しく笑った。

「なんか、アホなこと言ってりして、すみませんでした」

「頑張ってね」

「はーい!」

塾長の次は、俊くん…

「ちわー、すがちゃんじゃん」

その前に、松木かな。

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