メガネの向こう側

 ……はっ

 これじゃあ、まるで私がメガネ男の事を


 かばってるみたいじゃんか。


 あーもう。


 私は腹が立ってきた。


 授業中もなぜだか集中できなかった。



 帰り。 
 


 「おい、メガネ男!」


 私はメガネ男のことを呼ぶ。


 「なんすか?」

 私は精一杯空気を吸って、


 「私はあんたのことが大ッキライだから  なーっ!!」


 思いっきりさけんでやった。


 これでスッキリしたぜ。
 
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