嫌いなアイツ

うーん…可愛い…


岡部さん…


乃愛の大きな一歩を踏み出させてくれてありがとうございます


これは異性の貴方にしかできないことだから、本当に感謝してる


もしかしたら乃愛の思いは岡部さんには届かないかもしれない


それは個人の気持ちの問題だから仕方がないこともわかってる


でも…


そんなことはないと思うけど…


もし、私の可愛い乃愛の気持ちを踏みにじったりすることがあったら…絶対に許しません！！


私は大学内にいる岡部さんにそんな念を飛ばした


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「は…はっくしょん！」

「岡部…風邪か？」

「んー、違うと思うんだけどね」

「俺に移すなよ」

「ひどい！！」


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そんな会話がされていたことを私は知らない