嫌いなアイツ


『行ってきまーす』


私はそう言っていつものように家を出る


頬の腫れも結構引き、ちょっと濃いめにメイクをしたらほぼわからない


これで乃愛に心配かけなくてすむぞ~


なんて思っていると


「瑠璃ちゃん」


…この声は


『神崎先輩』


私の前にはちょうど家から出てきた神崎先輩が立っていた


「おはよう。なんだか久しぶりな感じがするね」

『おはようございます。そうですか?一週間ちょっと会ってないだけじゃないですか』

「瑠璃ちゃんは本当にドライなんだから…」


先輩は少し拗ねたようにそう言う


先輩って意外と感情豊かなんだよね…なんて思っていると


じぃ~と神崎先輩が私の顔を見る


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