キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜




「俺が入院してるのは怪我をしたんだ。」



検査入院と言っても、信じない詩織に俺は一か八かの嘘をついた。




「は?怪我?」



うん、反応はそうなるわな。



「あぁ。本屋で高い本を取ろうとして脚立に乗ってたらバランス崩したんだ。

病院来たら、大事には至らなかったものの、打ちどころが悪かったらしくてさ。」



この嘘を信じるか、信じないか。



「それ、本当なの?」



疑う詩織。


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