キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
信じると決めた日




「お母さんおはよ…」



次の日の朝、リビングへと行く。



「ん、おはよう。

あ、そういえば蓮斗くんのお母さんがあんたを病院から連れて帰ってきてくれたから、お礼言うのよ。」




お母さんにそう言われ、昨日のことを思い出してしまう。



「……わかってるよ。」



お母さんに一言そう言い残し、リビングを出て行こうとすると、



「詩織、朝ごはんは?」



そう言われる。




「いらないっ!」



ダッと階段をかけあがって、ベッドに飛び込んだ。




< 208 / 305 >

この作品をシェア

pagetop