【続】裏アリ男子にご注意ください!
《桃花side》
───……
───────……
「誠これ! 見てみて!」
「んー……」
あたしの言葉に眠たそうに返しながらも、誠はあたしが指さした先をみてくれた。
「ああ、夏祭りか」
「うん!」
それは電柱に貼られた夏祭りのお知らせのポスター。近所の神社でやるんだって。
「ね、いっしょに行こうよ!」
お祭りとか楽しそうだし!
そう思いながらもあたしの脳は、わたあめとか金魚すくいとか射的とか楽しいことでいっぱい。
そこに誠がいてくれたらもう最高!
「そうだね、行こうか」
「やったぁ!」
決定だ!
あたしの心とからだはもうウキウキ。