【続】裏アリ男子にご注意ください!
大好き。
それは、梨花の本当の気持ち。
やっと自覚した、でも勇気がなくて口にはだせない、本当の気持ち。
でも、北上は梨花の気持ちを察したみたいに、
「私も同じ気持ちです、梨花さま」
そう言ってふわりと笑ったんだ。
だから。
「ありがとう……北上」
梨花もそう微笑み返した。
これはいつものウソの微笑みじゃない。
うれしくてついついこぼれた、本当の微笑みなんだ。
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