【続】裏アリ男子にご注意ください!
うう、なんか恥ずかしい……。
「よし、お菓子食べよう!」
恥ずかしさを紛らわすために!
あたしはそばにあったポッキーの箱をつかんで開ける。
中からひとつ袋を取りだし、1本かじった。
「あ、いいなー。あたしにもちょうだい!」
「うん」
あたしは美奈ちゃんに袋ごとわたす。
そうだ、梨花ちゃんにも……と思って彼女のいるほうをみると。
「それ、お菓子?」
梨花ちゃんはまるでポッキーをはじめてみたかのように目をキラキラさせていた。
……ん?
「梨花ちゃんもしかして……ポッキー知らない?」