【続】裏アリ男子にご注意ください!



《桃花side》



「わあ、キレイ……!」



パフェを食べおわるのと同時くらいに、あたしは誠に急に手をひかれて公園までやってきた。



何事? と思っていたら、公園にあった大きな木が光りだして、今にいたる。



この公園の木、クリスマス用のイルミネーションがされてたみたいなの!



「もしかして誠、このイルミネーションをみせるために時間をずっと気にしてたの?」



「……悪い?」



きくと、図星だったのかそんな答えが返ってきた。



なるほど、そういうことだったんだ!



「ありがとう誠! 大好きだよっ!」



「……っ」



照れたようにうつむく誠。



かわいいなぁ。



……っておっと、また形容詞が浮かんできちゃった。



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