【続】裏アリ男子にご注意ください!



「これ、絶対に大事にするね?」



はじめての誠との “おそろい” だもん。



「実はこういうの密かにけっこう憧れてたんだ」



言うと、誠はフッと笑った。



「それなら今日おそろいにできてよかったね」



だけど、と彼はつづける。



「なんか安田に笑顔みせてる桃花みて嫉妬したんだよね。これは俺を嫉妬させたことへの罰だよ」



「……っ!」



一瞬だった。



誠の唇があたしの唇にくっついて、すぐに離れて。



「ま、誠……!」



ここに人がいなかったからよかったけど! でも!



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