鈴姫戦記 ~ふたつの悲しい恋物語~





 そうも思い始めてしまったとき、やっと口を開いたのは曾爾だった。



「──今までの番人たちが消えていたなんて・・・・・・。


 もしかして・・・・・・私たちも・・・・・・?」 




 震える曾爾に、曾於が優しく寄り添うと背中をさすっていた。


 その曾於の瞳に宿る光も、絶望のもの。


 曾爾・・・・・・。


 曾於・・・・・・。


 不安になるのも仕方ない。


 こんな残酷な真実を知ってしまったんだから。


 しかも、自分と同じ番人の運命を。


< 153 / 445 >

この作品をシェア

pagetop