できちゃった結婚です!
真剣な、将大の瞳。
「あれから色んな女と付き合ったし、それなりに経験したと思う。
でもやっぱり杏しか考えられなかったんだ」
「将大..」
「なぁ、戻ってこないか?」
立ち上がってわたしの手を取る。
ぎゅっと握られた手。
そこから伝わる瞳も、手の温度も
真面目に言ってるんだと分かる。
「なぁ杏、戻って」
「戻らない、よ」
「杏..」
「杏!」
将大の声に重なるように、新の声が聞こえた。
「新..どうして?」
「本社に戻る用事があって。目の前通ったらこんな感じになってた」
「ち、違うから!あのねこれは!」
「別にいいんじゃない?俺は仕事のついでに来ただけだし」