できちゃった結婚です!
何だか面白くない
わたしに見せない笑顔を、お母さんに平気で見せるところとか。
いつの間にかこうして人と関わるところとか。
新のくせに。
「姉ちゃん何で帰って来たんだよ」
弟の児太郎はわたしよりも9歳年が離れている。
わたしが上京する時はあんなに姉ちゃん、姉ちゃんと泣いていたくせに。
いつの間にか生意気になっちゃって、身長だって150センチちょっとの
わたしをとうに越している。
そういう所も、面白くない。
「児太郎には関係ないの。あんた、来年受験でしょう?行く高校とか決めてんの?」
「児太郎は、誰かさんと違って成績優秀なのよ。だから心配してないわよ~」
キッチンからお母さんの声が聞こえてきた。
はいはい、すみませんね、落ちこぼれの娘で。
「でも一体どうしたのよ、突然こっちに来るなんて。
今年はもう帰って来れないと思ってたけど」
「あぁ、うん」