できちゃった結婚です!



「大丈夫か?」


新がわたしの頭をぽんっと撫でてくれた。


大きくて、安心する。


そういえば新にこうして頭を撫でてもらったのは初めてじゃなかったな



あの時も...ってそうじゃない!



「新!どうして勝手に実家に行ったりしたの?」


お母さんがびっくりしてわたしから離れた。


「どうして勝手なことするのよ!全然連絡くれないし」



もう、ここが医務室だとか


お父さんがいるとかそういうことはこの際どうでもよかった



目の前にいる新が、歪んで見える。



「杏」


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