できちゃった結婚です!
ふと、お腹に手がいく。
わたしが妊娠、か。
妊娠が分かっても何となく
新には言えなかった。
※※※
「何で言わないよ!!そこは絶対に言うべきでしょう!」
ラーメンのスープを全部飲み干し、どんぶりを思い切り
テーブルに叩きつけたのはわたしの同期で一番仲のいい
関目愁子。
彼女は隣の百貨店に勤務している。
愁子に相談と報告も兼ねて会うことにした。
場所はいつもの行きつけのラーメン屋さん。
隣に座る鼻息荒い同期の肩を叩きながら人差し指を立てた。
「愁子、声でかすぎだよ」
「だってさ!あんた、これからどうすんのよ!」
声はでかいけど、確かに言われてる事は正論だ。
正直どうしていいか分からない。
「実家には言ったの?」
「まだ」
「店長には言ったの?」
「まだ」
「ダメじゃん!ダメダメじゃん!私に報告してる場合じゃないでしょう」