できちゃった結婚です!


わたしは初めて知ったのだけれど
不動産会社はお客様との契約だから火と水を使う
火曜日と水曜日は仕事は基本休みになる。


週末は仕事らしいんだけどね。


でもそんなのは仕方がないし、水曜日ならうちの百貨店の
外商担当者だって休みだし。



仕事によっての決まったお休みは仕方ない。



そんな事よりも、一番重大な事にわたしはこの前気が付いたんだ。


それはわたしも、新もお互いをどう思っているのかっていうことで。









仕事終わり、たまたま早く仕事を終えた愁子を誘って
近くのレストランへと誘った。


「あんた達は本当に次から次へと、話題が絶えないわねぇ~」


この前の報告も兼ねて、改めて相談すると愁子から呆れた声が返ってきた。


「だって、わたし今までとんと気が付かなかったんだもん」


「普通そんなのは妊娠に気が付いてから不思議に思う事だけどね」


「だって..」

「ったく小学生か!普通に考えなよ!あのイケメンで多分もてもての
月島さんは何の取り柄もない、フツーの杏を選んだのよ?」


「でもそれだって妊娠してるからかもしれないじゃない」

「まぁ多分ね。でも私は普通に好きなんじゃないかなぁと思ってるんだけど」



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