できちゃった結婚です!
頭の中で作戦を立ててるうちに最寄り駅に着いた。
急いで(わたしなりに、だけど)電車を降りて改札を通り、いつも前を
通る電話ボックスへと向かった。
さすがは今の時代。公衆電話を使っている人はいなくてすぐに入れた。
急いで10円を入れて、電話をかける。
プルルルッ..この待ってる時間が長い..
早く出て!やっぱり出ないで!
という自分勝手な願いをしながらも「もしもし」と新が出た。
「あ、もしもし。わたしだけど」
「うん?」
あれ?いつもの新と違う声...?
「もしもし?」
「もしも~し?」
違う、新はそんな感じで電話しない..
「もしもし?」
「もしもし?」
わたしも向こうもお互い沈黙..