歌姫の君に恋をした。

「遠い存在」輝夜Side

「輝夜ー!!」

彼の名前は早乙女 輝夜。

輝く夜と書いてカグヤと読む。
そんな彼はこの“世界”の有名人なのだ。


「結斗、騒がしいぞ。」

輝夜を呼んでいたのは東雲 結斗。
可愛らしい顔立ちをした男の娘系の子だ。

「輝夜、そろそろ行きますよ。」
「おう」

結斗の他に輝夜に話しかけた篠宮 優。
優の言葉で輝夜を前に繁華街へと足を向けた。


「「きゃーーーー!嵐龍の皆様よーーー!!!!」」


輝夜達が繁華街に現れると決まって騒ぐ女達。
それは輝夜達が“嵐龍”だからだ。

“嵐龍”
それは初代が歴代最強と言われる伝説の族。
そして、嵐龍結成から半年も経たずに世界No.1の族になった族なのだ。
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