新撰組は、私を変えた
近「‥‥。時雨君、その被り物は、なんだ?」


時)被り物?あっ!フードの事か


私の格好は、タンクトップにフード付きのパーカー。ジーパン。‥‥そして、カバンがあるはずなのに、そこには、なかった



時「これは、フード付きのパーカーって言います。」


(パサッ


私は、フードをとった‥‥



「「「「「「「!!!!!!!!!!!ッ」」」」」」」



土「ふ、ふーど?何だそれは」



時「被り物です」



土「お前、メリケン人か?」


時)メリケンって、外国の人だよね



時「違います。私は、日本人です。‥‥深く言えば、この時代の人では、ありません」



三「「「はぁァァァァァ!」」」

三は、三馬鹿の三です。三馬鹿は、原田、永倉、藤堂の事です!



土「証拠は?」



時「私の荷物は、どこにありますか?」



沖「ここにありますよ〜。」


沖田さんは、部屋の隅にある私のカバンをとってくれた



時「ありがとうございます。」


(ジーッ)


ガン見されてますよ。面白いものなんて入ってないですよ?


そんなことを思いながら、カバンを開けた


入っていたものは‥‥

iPhone(携帯)、新撰組の本、お菓子袋、イヤホンだった



近「この鉄の塊は、何だ?」



時「これは、携帯です。遠くの人と話ができる機械です。」



山「この、読みものは?」



時「それは、新撰組の事が書いてある小説です。」



藤「俺達の事が書いてあるのか!」



時「はぃ‥‥」



藤「読む!」



原「俺も!」



永「俺も俺も!」



時)読めるのか?未来の文字が‥‥



時「お好きにどうぞ‥‥」



「「「「「???何だこれ?」」」」」


時)やっぱり‥‥



藤「何だこの字?」


永「南蛮の文字か?」



原「俺達には、読めねぇ!」


三馬鹿は、本を返した



沖「これらは、何に使うんですか?」

沖田さんが、さしたのは、イヤホンとお菓子袋でした。



時「これは、イヤホンといって、この携帯に繋ぐと音楽が聞けます。こっちは、お菓子が沢山入ったものですね。」



沖「おか、し?」



時「ここで言う、甘味のことです」


時)沖田さんって、大の甘味好きだったよね‥‥



沖「か、か、甘味ですか!!!下さい!」


時)やっぱり‥‥


私は、お菓子袋から、キャラメルを出した



時「これを、そのまま口の中に入れて噛んでください。」



沖「(パクッ)‥‥これ、硬い‥‥」




時「その内柔らかくなりますよ」



沖「‥‥ほんとだァ!美味しぃぃ!!」



土「俺は、信じねぇよ‥‥」


こりゃ、やっかいだ‥‥。そうだ!!
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