続・芸能人と恋に落ちました。


洸も無理に起こされたからまだ眠気が抜けないみたいですぐに眠ってくれた。


リビングに戻ると髪が濡れている蒼の姿が目に入った。

私が2人を寝かしつけてる時に入ったのか…


「恋蘭,徒競走で1位だったんだよ! 」

「……」

「…すっごく喜んでてさー」

「……」


今までこんなことは一回もなくて何度話しかけてもひとつも返事をしない蒼に苛立ちを覚えた


「ねぇ! なんで何にも返事しないの⁉︎ 」

「……」

「恋蘭にもおかえりのひとつも言わないで何が気に食わないの⁉︎ 」

「……」


ムカつく…何か蒼を怒らせることした?

私は別にいいけど,恋蘭にはいつも通りのパパでいてほしいのに。


「大体,連絡のひとつくらい寄越してくれてもよくない⁉︎ 帰ったら普通に家にいるし,来れないんだったら来れないって言ってよ‼︎ 」

「…行ったよ。幼稚園」



…は? じゃあなんで来なかったのよ…

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