続・芸能人と恋に落ちました。


2人はなんの話をしているの?

全く理解できないよ…


「…本当にいいんですか?」

「あぁ」

「…そろそろその時は来るんじゃないかって思ってたんだ。丁度いいのかもな…」


健太は1人で何を言ってるの?

蒼は黙り込んじゃったし…


「健太? 」

「なぁ未來俺がどうしてお前に話しかけたと思う?」

「え? 」

「確かに始めは1人でいるお前が物珍しかったからからもしれない。けど、いつからか変わってたんだ」

「私をからかってたって事? 」

「始めはな。けど、お前を守る事が俺の役目だ!ってそう思い始めた。そしてそれは今も変わらず…」

「今も守ってくれるの? でもそれはさっき蒼が…」

「俺、お前が好きなんだよ。」


…は?


「ずっと彼女がいなかったのも未來の事が好きだったから。伝えるタイミングを逃して同窓会でやっと会えたと思ったら結婚して子供までいて、しかもその相手が俳優の橋本蒼ときたら…叶いっこないだろ?」


ははっと力なく笑ってる…

健太がずっと私の事を?

全然気付かなかった。


「正直すごい悲しかった。置いて行かれた気がして…こんなに後悔するなら卒業前にちゃんと言えばよかった」

「ごめんね健太。全然気付かなかったよ…健太が私の事を好きって言ってくれたとき嬉しかった。」

「じゃあ 「けどやっぱり無理だよ…蒼と子供達の事大切なんだもん。健太のことも大切だよ? でもこれだけはどうしても譲れないの。
だからごめんなさい! 」

「「…」」

「分かってたよ、断られることくらい。ちょっと期待した俺も俺なんだけど…また今まで通り普通に接してくれよな!」

「当たり前でしょ? 健太は今まで通り大切な人だよ」

< 91 / 277 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop