How much?!


「大和を苛めたら、私が10倍にして返しますよ~?」

「おっ、そう来たかぁ!!こりゃ一本取られたな、碧」

「もうぉ~っ!小町ちゃん、兄さんの味方しちゃダメじゃーん」

「ウフフッ、だって仕方ないですよ~。私の方がベタ惚れですから♪」

「こりゃ~参ったなぁ」


彼弄りで楽しそうに微笑む碧さんご夫妻。

それに釣られるように叔母様ご夫妻も柔和な表情。


そんな中、1人、青くなったり赤くなったりしてる人がいるけど。

私の言葉が相当嬉しかったみたい。

今まで見た事が無いほどに破顔した。





お義父さん、お義母さん、そちらから見えますか?

私も大和さんも、凄く倖せです。


だから、どうぞ安心して見守ってて下さいね。


あっ、それと!!


そんなに遠くない将来に

彼に似た可愛い子供を授かれるように

どうか、お力をお貸し下さいね?



今は半人前かもしれません。

だけど、お義父さんとお義母さんの血を引く子を授かれば、私は無限に強くなれます。


彼を生涯支え、癒してあげれる存在に……。



だから、私に無限の力を――――




『 1/2 + α = ∞ 』




~FIN~



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