Not to memories
時計を見ると、
夜の12時近い。。
そろそろ帰らないとか。。。。

めんどくさいし泊まっていこうかな。。

途中まで読んでいた医学書をあけ、
こたつで読んでいると、
パチ。。。

ん?暗い。。

「停電??キモニー平気??」

。。。
反応ないし。。。
こたつから出てキッチンの方へ向かうと、

えっ。。。

キモニーが火を灯したロウソクのついたケーキを持ってこっちに向かってくる。。。


え??だって。。。

「ほら、早く火消せよ?ろうそくが垂れる」

え??

「ちょっと感動してたのにー」

ふーーー

火が全部消え、部屋の電気がついた。

ケーキの真ん中には

飯田20歳おめでとーと書いてある。。。

キモニー覚えてたんだ。。

「さすがにな。去年何もしなかったし、今年20歳だしな。」

。。。
10代最後だなって思って、
急に寂しくなって。。。

でも

「なんで、来るって分かってたの?」

「あのな、去年覚えてないのか?
誕生日なのに祝ってくんないなんてー
兄としてどーなのー?ってあんだけ騒いでただろ。」

「ううぅ。だってさーーだってーー。」

「ほらなくな。飯田が好きな駅前のチョコケーキだから。食べるぞ」

「うん!!」

うう。キモニーさんまじ大好きだーー。
死んでもいーもーいーー
ううう。

うん。やぱチョコケーキうまーい
< 345 / 358 >

この作品をシェア

pagetop