初めてを君と。
座ったからか、１日の疲れがどっと押し寄せてきて、眠たくなってきた。

ふと、隣を見ると三人はすでに眠りについていた。それを見て、私も瞼を閉じた。


降りる駅が近くなり、慌て茜を揺すり起こす

「茜！もう、降りるよー！」

眠たそうに、目を瞬かせて外の景色を確認する

「もう、ついたんやー。１日早いな。」

「本当に。１日楽しかったね!!!!
咲、恵理また明日ね」

私達は二人に手を振って電車を降りた。


マンションの前で茜と別れて、
私はエレベーターに乗り込む。

ご飯は食べたし、お風呂に入って早く眠ろ。

部屋に入って、お風呂を沸かしてから着替えを取りにいく。

お風呂が沸くまで、ココアを飲みながらテレビを見て待つ。
特に、面白いテレビはやっていないけど、
ボーッとしながらテレビ画面を眺めた。


～♪～♪～♪

その時、バッグにいれたままのスマホが着信を知らせる。

「もしもし？」

電話の相手はママだ。

「クレア？元気にしてる？あなたちっとも連絡してこないからパパと心配してるのよ？」

久しぶりに聞くママの声に何だかほっとしたような安心感に包まれた。

最近バイトも遅くまでしていたし、
中々電話ができなかった。

「ごめんね、最近忙しくて。どうかしたの？」

私は何かあったのか心配になった。
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