ひとくせ、ふたくせ。




目が覚めると―――









知らない男が裸で寝てました。






・・・っていう夢をみた。



「今・・・何時・・・・」



現実ではいつもどおりの自分の部屋。


ベッドの物置に置かれたデジタル時計はAM5:00を指している。



頭ガンガンする・・・。服も昨日のスーツのまんまだ。



熱を帯び、重くなった瞼が、昨日のことを「事実」と証明しているようで。



無性にも、敗北感と悲しさが募った。



・・・なんであんなオカマ野郎好きになったんだ。



こっちから願い下げよ。



頭では強がれる。





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