千年の時空を越えて

部屋に行くと、ちょうど、会議は終わって、バラバラと皆が部屋から出てくるところだった。


雪「近藤さん!」


近「お?雪か。何だ?」


雪「お願いがあります。」


近「一応、聞く。何だ?」


雪「大坂へ一緒に連れて行って下さい!」


近「ダメだ!」



雪「お願いします!」


近「なぜ行きたい?」


雪「私の故郷が大坂です。いつ、未来に帰るかわからないので行ってみたいのです。」


近「別の機会にしろ。」


雪「だったら、お暇を下さい!」


土方さんも加わる。


土「お前は、阿呆か!」


仕方ない。


雪「未来から来た私が<付いていきたい>と言っています。この真意を汲み取って下さい!」


近「っ・・・。」


土「何が・・・起こる?」


雪「そこまでは言えません。」


近「ただな・・・。今回は、芹沢隊長が来る。お前が狙われるぞ。」


雪「わかっております。お願いします!」


近「わかった。そこまで言うなら、来い。ただし、目立つな。わかったな?」


雪「はい!ありがとうございます。」



そうして私は大坂行きを許してもらった。


< 136 / 481 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop