続・元殺し屋と、殺し屋

♪君の優しさ








☆紅羽side☆





私は、家で学校へ行く準備をしていた。

その時刻、朝の4時。

普段は6時と、もう少し遅いんだけど。




私は真面目に澪鵺が停学中、学校に行くことにした。

頑張って授業を受けて、ノートも真面目に書く。

そうして、停学明けの澪鵺に見せてあげるんだ。

澪鵺のノートは、かなり細かく書かれている。

テスト前には、本当にお世話になっている。

だから私も、澪鵺のノートを見習って、頑張らないと。




そして、明るく過ごそう。

澪鵺が心配しないように。

頑張らないと。

澪鵺の守ってくれた笑顔を、絶やさないでおかないと。






「あ、そうだ。天気予報見ようっと」



前に天気予報を見忘れて大変な思いをしたから。

それ以来、真面目に見るようになっている。




『続いてのニュースです』

「あれ?まだニュースか」



1人暮らしをしている私は、独り言を言っても問題ないのさ!

…なんて開き直りながら、食パンを齧(かじ)った。





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