Spise・Love〜私が歩いた道〜

齋藤


その日はふと訪れた。




「美優、俺ちょっと用事あるから、今日はまだ明るいし1人で帰れる?」

「うん!大丈夫だよ。」

「寄り道しないで、真っ直ぐ家に帰れよ。」

「分かった。」




あと少しで、夏休みに入る。だから学校は午前中で終わる。こんな真っ昼間に、変質者は出ないと思う。周りに何人か人も居るし。

うん。大丈夫。
美優は安全。安全。




そう自分に言い聞かせ、いろんな条件が揃っている事を確認して、美優は1人で家路を歩き始めた。




でも、安心仕切ってはいけない。というか安心しきれないのが本音だ。

周りの様子を注意深く見ながら、歩く。周りから見れば挙動不審になっている気もする。変な目で見られたしね。




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