先輩と、わたし。
先輩の家に着いて、始めに目にしたのは、珍しく玄関に並べられた靴たちだった。
いつもは先輩の靴だけなのに。
靴は3足で、男物の大きなのが2足と、ハイヒールが1足。
誰のだろって不思議に思いながら先輩と一緒に入ると、わたしたちの足音を聞きつけて、廊下の奥から3人の人が出てきた。
その中でも1人は先輩にそっくり。
もしかして…。
「お、この可愛い子ちゃんが、例の悠哉の彼女ちゃんか?」
「ん、そう。」
「え、っと…、あの?」
わたしが声をあげると、みんなが一斉にこっちを見た。