短編集『秋が降る』
私は、ウソでもいいから、

「見合いなんてだめだ」

「一緒にいよう」

そう言われたかった。

言ってほしかったんだよ。



ねぇ、俊秀さん。

あなたは悲しくないの?

私がいなくなっても平気なの?



こうして私がいなくなっても、

「そうか」

で終わらせられるの?



俊秀さん・・・。


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