私の師匠は沖田総司です【下】
師匠、お見舞いの花束です

お箸をお膳に置き、手を合わせる。

「ごちそうさまでした」

「もういいのか?」

土方さんが心配そうに私を見つめる。土方さんが心配するのも無理ありません。

お膳に置かれているお椀。

その中に入っているお粥は半分以上残っている。

もともと、お粥はあまり入っていなかったのに、その半分も食べれていない。

食べようとする意思はある。

でも、全くといっていいほどお腹が空かなくて、食欲が無くて食べられない。

「せっかく土方さんが持ってきてくださったのに、ごめんなさい。作ってくださった方にも申し訳ないです」

「気にすんなよ。これを作ってくれた源さんだってわかってくれるさ」

「……はい」
< 201 / 267 >

この作品をシェア

pagetop