私の師匠は沖田総司です【下】
「天宮さんの好きなことって何?」
「私の好きなことですか?」
僕にきょとんとした目を向けた後、「うーん」と唸りだした。
「今好きなことと言えば、お昼寝ですね」
「昼寝?」
「朝が早いので、どうしても眠くなっちゃうんですよね。日なたでゴロゴロするのが最高の贅沢です」
……前々から感じていたけど、天宮さんは普通の若い娘とはどこかずれている。
初めて一緒に出掛けたときも神社巡りをしたいとか言ってたし、僕と渡り合えるぐらい剣術が得意だ。
まぁ、もし天宮さんが普通の娘みたいな子だったら僕はこんな風に接していない。
基本、僕はあまり若い娘とかは得意じゃないからだ。
それはそうと、天宮さんは昼寝が好きなのか。
天宮さんらしいというか、猫っぽいというか、何というか……。
……ふーん。
「ちょっと、こっちに来て」
天宮さんを隣に手招きする。そして隣に座ると僕は天宮さんの頭を掴んで抑え込んだ。
「組長!?何をするんですか!?」
「いいから力を抜いて」
「私、何か悪いことしましたか!?」
「何もしてないから。とりあえず僕の言うことを聞いて」
一向に力を緩めない天宮さんの頭を僕の膝に押さえつける。
天宮さんは正座のまま僕の膝に頭を押し付けられているという変な格好になっているけど、大人しくなった。
「私の好きなことですか?」
僕にきょとんとした目を向けた後、「うーん」と唸りだした。
「今好きなことと言えば、お昼寝ですね」
「昼寝?」
「朝が早いので、どうしても眠くなっちゃうんですよね。日なたでゴロゴロするのが最高の贅沢です」
……前々から感じていたけど、天宮さんは普通の若い娘とはどこかずれている。
初めて一緒に出掛けたときも神社巡りをしたいとか言ってたし、僕と渡り合えるぐらい剣術が得意だ。
まぁ、もし天宮さんが普通の娘みたいな子だったら僕はこんな風に接していない。
基本、僕はあまり若い娘とかは得意じゃないからだ。
それはそうと、天宮さんは昼寝が好きなのか。
天宮さんらしいというか、猫っぽいというか、何というか……。
……ふーん。
「ちょっと、こっちに来て」
天宮さんを隣に手招きする。そして隣に座ると僕は天宮さんの頭を掴んで抑え込んだ。
「組長!?何をするんですか!?」
「いいから力を抜いて」
「私、何か悪いことしましたか!?」
「何もしてないから。とりあえず僕の言うことを聞いて」
一向に力を緩めない天宮さんの頭を僕の膝に押さえつける。
天宮さんは正座のまま僕の膝に頭を押し付けられているという変な格好になっているけど、大人しくなった。