ポーカーフェイス

翌日から真離は泉の会社の組織の幹部に協力者とゆう形で出入りするようになった。

会社の内情から機密事項、幹部組織の派閥まで細部に渡り真離は裏と表の顔を使い分け情報を片っ端から集めていた。
そうしていく中で、泉のまずい情報をもらしたのは泉の立場をひきずり下ろしたくて仕方のない幹部の人間だということを真離は突き止めた。

真離(…ふぅん。あいつかぁ。やっぱりね。)

真離は泉に初めてあった日に真離と泉が話をしていた時に部屋を出入りしていた男が情報流出の核の人物だということに気がついた。

真離(さぁて、どうしようかな。ま、どっちもどっちだけどね。どいつもこいつも自分の保身ばかりね。)

内心そんな風に思いながらも奪い取った4000万分の仕事を真離は全うすることにした。