過去に囚われて
陸と並んで歩いていた

話ってなんだろう…?
なんか悪いことしたかな
やっぱり舞音が嫌なのかな?


そんなことを考えていると家がちかづいてきた

「久しぶりだなー」



この家に入るのは何年ぶりだろう
全然変わってなかった


「光は2階の俺の部屋で待ってて」


「りょーかいだよ」








懐かしい階段を登りながら陸の部屋に行く

昔はいっぱい遊んだな…

陸の部屋に入るとベットと本棚と机ぐらいしかなかった
「うわ、私の部屋より綺麗」

とりあえず床に座って待った。





しばらくするとドアを開けて陸が入ってきた

「紅茶だけどいる?」

カップに入った紅茶を渡してくる

「ありがと〜ちょうど喉渇いてたんだ」
ゴクゴクと飲んでる私を陸が見つめていた

なんだろう

陸の様子がおかしい気がする

「なあ、光」

「ん?げほっなに?」

突然話しかけられたからむせてしまった
「なぁに?」








「俺…お前のことがさ…」









「すっ…すっす」




「紅茶のおかわりないよね?」

陸の話を遮って話してしまった
だって紅茶が美味しいんだもん!

「へ?紅茶 ああ、どうぞ」

「ごっごめん話途中に」

陸はすねたように見えた
ちょっと可愛い///

「話っていうのは…あれだよ」

「なになに?」


陸は深呼吸をしていった








「別に俺は誰にでも優しいわけじゃないからな!!!ばか!」


「ふお?」



いきなり怒られてしまった。

「まってw話がわかんないよ陸」




「分かれよ!ばか!ばかぁ!!」

そう言って私を突き飛ばす
床に寝転んだ私

その瞬間、
陸が覆いかぶさってきた
「ちょっ!陸!」

重い…

「どいてよ!ねぇってば!」


「どかない」
陸は真剣な眼差しでこっちを見つめる

そんなに見つめられると照れてしまう
「陸?あのさ…えっと」







一瞬目の前が真っ暗になった







違う





陸の顔が目の前にある



「ん…んぅ」



もしかして
もしかしなくても




キスされてる…?

「ふっぅんっんぅう!!」


暴れても離してくれない
押さえつけられた

息ができない 辛い

わけわかんないよ
なんでキスなんてするの?陸










(誰にでも優しいわけじゃないからな!!!)



さっきの言葉はどう言う意味なの?
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