もう、誰も好きにならない。








「・・・・・・・・・・・二宮くんこそ」







「オレは昼メシ食って眠くなったから、昼寝しに来たの。 ココ、誰も来ないからオレの昼寝スポットなんだけど」







眉間に皺を寄せる二宮くん。







・・・・・・・・・・・て、昼メシ?? そんな時間になっている事に、全く気付かなかった。







ワタシ、どんだけ泣いてたんだか。







てゆーか、『オレの昼寝スポット』て、オマエだけの部屋じゃないだろうよ。







そんな顔される筋合いないんですけど。







「何無駄な事してんだよ。 机、取り替えるんだろ??」







眉間の皺を維持させたまま、ヤスリの掛けられた机を指差す二宮くん。







だから、なんなんだよ、その顔。







「・・・・・・・・・・・それでも、やっぱ嫌だったから」







「ふーん」







興味なさ気に適当な相槌を打つと、空いている席に座り、机に突っ伏した二宮くん。







どうやら、昼寝をするらしい。
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