もう、誰も好きにならない。










誕生日がきて、







2人で手を繋いで街に出た。







お買い物をして、遊園地にも行って。







楽しかった。 凄く凄く楽しかった。







一生の思い出が出来たと思った。








そんなデートも終わりかけていた時








「・・・・・・・・・川田と冴木?? なんでオマエらが一緒にいるの??」








後ろから、聞き覚えのある声がした。







振り返ると







一緒のクラスの二宮くんが、眉間に皺を寄せながらワタシたちを見ていた。
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