月明かりと薄桜 -誠の絆-

「ふっ」


何も答えられない私の隣で

鼻で笑う人物がいた


まあそれは、他の誰でもなく

沖田さんなんだけど…



「てめえも調子に乗ってんじゃねえよ」



そんな沖田さんに鬼がぴしゃりと言い放った


けれども彼はそんなの気にしてないみたい

そっぽ向いたまま

どこを見てるのかよくわからない



"調子に乗るな"


それはたぶん"サクラダアオイ"という人物と

口論になったことだろう

口論っていうのはちょっと大袈裟かもしれないけど…



でも喧嘩を売ったのは間違いなく沖田さんのほうだった


< 173 / 305 >

この作品をシェア

pagetop