月明かりと薄桜 -誠の絆-
「僕は君が好きだよ」
しばらくの間
私はその言葉の意味を理解できなかった
というよりも
理解したくなかった
「冗談はやめて」
「これが冗談に見える?」
さっきの不気味な笑みはすっかり消えて
真っ直ぐ私の目を捉える瞳は
真剣そのものだった
でも…そんなの認めたくない
桜田が私の事好き?
意味わかんないよ
だってそれは
沖田さんを暗殺する理由になってない
これじゃあ沖田さんは全く関係ない
きっと理由は他にある