不器用ちゃんと不器用くん。




「でも、俺のことは覚えてたんだな。」



「それは、嫌な記憶だから。忘れられないくらい嫌な。」



「そっか。」






そう言う柊くんの顔は、やっぱりどこか寂しそうだった。






ぼーっと空を見上げていたら、気づいたときには柊くんがすぐ隣に来ていて、、





「ちょっ、ちょっと、、!」






何も言わずにあたしを押し倒した。





< 37 / 73 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop