Honey ginger
「次、下ね。悪いけど、スウェットだけだからね」
まぁさすがにそうか。
トランクスまでは厳しいよな。
綾子は軽く俺の脚をあげ、自分の太ももの上に乗せ
裾からするすると脱がすと、
スウェットをはかせる。
「おし!着替え完了。
っとっとちょっとごめんね」
右半身を軽く持ち上げ、ずるずると濡れた何枚かの
バスタオルを引っ張り出す。
「さん…きゅ。」
朦朧とした意識の中でとりあえず俺は礼を言うと
すぐに深い眠りに落ちる…。
「ん?」
ぼんやりとみえる首を傾げる綾子
どうやら俺のお礼は聞こえなかったようだった。